2015年、新米到着! 収穫の様子を見学してきました。
こんばんは。昨年より少し遅いのですが、ようやく相馬市今田の米農家・佐藤徹広さんの新米をご案内出来るようになりました。
先日、収穫の様子を見学してきましたので、今日はそのお話を。
田んぼにお邪魔した日は、秋晴れ中の秋晴れ。空が高く、カラッとしていてとても気持ちの良い天気でした。
昨年と同様、収穫は佐藤徹広さんと、奥さんと息子さんで行っていました。この季節になると、息子さんも仕事を調整して、収穫の手伝いをされるそうです。
今の時代は収穫は手作業ではなくコンバインで行うのですが、コンバインが入るスペースをつくるため、田んぼの四隅は手で稲を刈るのだそうです。
写真は徹広さんと奥さんが四隅の稲を刈る様子です。現在においても手で刈る作業が必要だったとは驚きです。そういえば佐藤さんの田んぼではないのですが、相馬市内の比較的街中にある小さな田んぼでは、なんとすべて(!)手で刈っていましたよ。
この作業を終えて、コンバインの登場です。
簡単そうに見えるのですが、実際に見ていると、田んぼに入る際やカーブの切り返しなどは中々難しそうで、車の運転が下手な自分は無理だな、と思いました(笑)。
ちなみに、運転は息子さんの方が上手だそう(笑)。佐藤さんも認めていました。
佐藤さんの田んぼは直播という、種もみを直に田んぼに播くという手法を採用しているのですが、田植えの際も運転に慣れていないと、稲が育った時に綺麗な田んぼにならないのだそうです。息子さんはこの田植えもお手伝いされているのですが、やはり息子さんが運転すると綺麗に田植えができるのだそう。
コンバインで稲を刈ると、コンバインの中で脱穀され、種もみがコンバインの中に蓄積されていきます。そして藁は裁断されて田んぼに吐き出されます(裁断せず、別の用途で藁を使う農家さんもいるそうです)。
ある程度種もみが溜まると、今度はこの種もみを軽トラックに乗せたコンテナに移します。コンバインのホースからどんどん種もみが流れ出る様子は圧巻です。
収穫の様子は動画でもおさえてきました。
中々見られない風景に感動です。田んぼを2~3週するだけで、コンバインがいっぱいになるほどのお米が収穫できるのですが、実際のその量を目の当たりにして「こんなにたくさん収穫できるんだ」と驚きました。
そしてこれらの米は、乾燥された後、玄米として袋詰めされます。その後、全量全袋が放射性物質の検査を受け、安全であると認められたものだけが市場に出されます。
福島県のお米に関する検査の取組みはこちらの記事でもご紹介しておりますので、あわせてゼヒ。
■黄金色の稲穂は純白のお米へ。収穫とお米の特徴、放射性物質の検査について。
今年も、美味しいお米をご紹介できて何よりです(自分が育てたわけではありませんが…)!
みなさん、獲れたて新鮮なお米をぜひお召し上がりくださいませ!
佐藤さんのお米はこちら!