収穫直前、黄金色に染まる今田の田んぼ
昨日、相馬市今田のお米農家・佐藤徹広さんの田んぼにうかがいました。
前回お邪魔した時は、稲穂は鮮やかな緑色でしたが、現在はすっかり黄金色に染まり、美しい実りの風景が広がっていました。
・黄金色に染まる稲穂
・8月下旬時の風景。稲穂はまだ鮮やかな緑色をしている
田んぼによって時期は若干異なるとのことですが、今月の末から収穫がはじまるとのこと。この黄金色の稲穂が輝く白い精米になり、みなさんの食卓にお届けできる日ももうすぐです。
佐藤さんが育てているお米は、コシヒカリ、ひとめぼれ、天のつぶの3品種。コシヒカリは、昨年度の「米・食味分析鑑定コンクール」で約4,000点の中から金賞に選ばれています。
経験だけで米作りをするのではなく、経験を数値や文章で資料化し、感覚だけに頼らない安定した米作り(*)に励む佐藤さんのお米は、ぜひとも多くの方に食べていただきたいですし、我々取材スタッフも早く食べたい!という思いです(笑)。
*佐藤徹広さんのご紹介記事はこちらからお読みいただけます:【佐藤徹広】次世代に経験を残したい――。国際大会で金賞を受賞した農家の米作りにかける想い
さて、福島県で作られるお米は、放射性セシウム濃度の全量全袋検査(スクリーニング検査)を行ったうえで販売をしております。スクリーニング検査を実施し、食品衛生法が定める基準値である100Bq / kgを超えたお米は市場に流通しないように管理を行っているのです。
また、検査の結果は、以下のウェブサイトで確認することが可能です。
- 放射性物質検査情報:https://fukumegu.org/ok/kome/
福島県全域でみると、昨年度(平成25年度)は、99.99 %のお米が基準値未満であり、99.93 %が測定下限値未満(25Bq / kg)であるというデータが出ております。
佐藤さんのお米も昨年度はすべて測定下限値未満であったとおっしゃっていました。
もちろん、これから収穫される佐藤さんのお米も、検査を行ったうえで、皆さまの食卓にお届けいたします。
季節はすっかり食欲の秋。丁寧に育てられた美味しい新米は、皆さまの食卓をいっそう美味しく演出してくれるはずです。